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Text File  |  1996-01-20  |  14KB  |  211 lines

  1.  
  2.  
  3.  
  4. デスクトップ・プリントについて
  5.  
  6.  
  7.  この書類には、新機能であるデスクトップ・プリントモニタ J1-1.0.3 について記載されています。デスクトップ・プリントモニタは、Macintosh オペレーティングシステム(Mac OS)デスクトップ上にプリンタアイコン(デスクトップ・プリンタ)を作成します。デスクトップ・プリンタアイコンの上に、書類をドラッグするだけでプリントすることができます。また、デスクトップ・プリンタは、プリント優先順位の決定、プリント時刻の指定を含むプリント制御をよりし易くします。
  8.  
  9.  
  10. デスクトップ・プリンタの作成
  11.  
  12.  デスクトップ・プリンタアイコンを作成するには、“セレクタ”からプリンタを選択します。“セレクタ”を閉じると、デスクトップ・プリンタアイコンがデスクトップ上に表示されます。
  13.  
  14.  デスクトップ・プリンタアイコンは、デスクトップ上のどこへでもドラッグして移動することができますが、デスクトップ以外の場所へ移動することはできません。
  15. 他のプリンタを使用する場合、“セレクタ”から使用したいプリンタを選択し、デスクトップ・プリンタを作成して使用することができます。デスクトップ・プリンタを作成するためには、プリンタを選択するたびに、“セレクタ”を閉じる必要があります。
  16.  
  17.  最後に作成したデスクトップ・プリンタを省略時デスクトップ・プリンタと呼びます。書類は、自動的に省略時デスクトップ・プリンタにプリントされます。
  18.  
  19.  
  20. デスクトップ・プリンタでのプリント
  21.  
  22.  アプリケーションで書類を通常プリントするのと同じように、デスクトップ・プリンタにプリントすることができます。ここで記述する 2 つの方法のうち 1 つを使用して Finder から離れることなく書類をプリントすることができます。デスクトップ・プリントは、複数の書類を同時にプリントしたい場合には、特に有効です。
  23.  
  24. □   プリントしたい書類のアイコンをデスクトップ・プリンタアイコンの上にドラッグします。
  25. □   プリントしたい書類のアイコンを選択し、“ファイル”メニューの中から“プリント”を選びます。 
  26.  
  27.  コンピュータは、“プリント”ダイアログを表示します。そこで“プリント”ボタンをクリックしてプリントします。
  28.  
  29.  しばらくすると、コンピュータは書類のプリントを開始します。“セレクタ”の“バックグラウンドプリント”を“入”にしておくと、書類をプリント中も他の作業を続けることができます。
  30.  
  31.  
  32. 省略時デスクトップ・プリンタの選択
  33.  
  34.  複数のプリンタが使用可能な場合、使いたいプリンタを選択することができます。選択されたプリンタは、“省略時デスクトップ・プリンタ”と呼ばれます。次に新しい省略時デスクトップ・プリンタが選択されるまで、すべての書類は、その時点の省略時デスクトップ・プリンタにプリントされます。 
  35.  
  36. 省略時デスクトップ・プリンタを変更する場合は、下のいずれかの操作を行います:
  37.  
  38. □   プリントしたい書類のアイコンをデスクトップ・プリンタのアイコンの上にドラッグします。選択されたプリンタは、自動的に省略時デスクトップ・プリンタになります。
  39. □   デスクトップ・プリンタを選択し、“プリンタ”メニューから“省略時プリンタ指定”を選択します。
  40. □   “セレクタ”からプリンタを選択します。
  41.  
  42. 注意: プリンタを切り替えると、希望にかなうプリントをするために指定する多くの用紙設定情報が変わります。書類を用紙に合うようにフォーマットする前に、プリンタを選択することが望ましいでしょう。
  43.  
  44.  
  45. デスクトップ・プリンタアイコンの役割
  46.  
  47.  デスクトップ・プリンタアイコンは、プリントの状態によって変わります:
  48.  
  49.  
  50.  
  51.  
  52.  
  53.  
  54.  
  55.  
  56.  
  57.  
  58.  
  59.  
  60.  
  61.  
  62.  
  63.  
  64. デスクトップ・プリンタアイコンに下記の操作をすることができます:
  65.  
  66. □   アイコンを片付ける:アイコンを“ゴミ箱”にドラッグします。デスクトップ・プリンタにプリント中の書類があるときは、そのデスクトップ・プリンタを片付けることはできません。
  67.  
  68. 注意: デスクトップ上に最低 1 つはデスクトップ・プリンタが必要です。すべてのデスクトップ・プリンタアイコンを片付けると、直ちに、最後に片付けられたデスクトップ・プリンタと同じ種類のプリンタでデスクトップ・プリンタが作成されます。
  69.  
  70. □   アイコンの名前の変更:他の Finder のアイコン同様、デスクトップ・プリンタも名前を変更することができます。デスクトップ・プリンタの名前をクリックし、名前が強調表示されたら、新しい名前をタイプ入力します。これは、デスクトップ・プリンタアイコンの名前を変更するだけで、プリンタの名前を変えるものではありません。
  71.  
  72. □   アイコンの移動:デスクトップ・プリンタアイコンをデスクトップ上のどこでも好きな場所に移動することができます。しかし、デスクトップ以外の場所に移すことはできません。
  73.  
  74. □   デスクトップ・プリンタアイコンのエイリアスを作成:他の Finder アイコン同様、デスクトップ・プリンタのエイリアスを作成することができます。アイコンを選択し、“ファイル”メニューの“エイリアスを作る”を選択します。エイリアスは、デスクトップ上でも、それ以外の場所にでも移動させることができます。
  75.  
  76.  
  77. プリントモニタ
  78.  
  79.  “セレクタ”の“バックグラウンドプリント”を“入”にしている場合、デスクトップ・プリントモニタ機能を使用することができ、プリント待ちの書類のプリントを制御することができます。バックグラウンドプリントの“入/切”の方法については、プリンタに付属のマニュアルを参照してください。
  80.  
  81. 書類のプリント状態をモニタする場合:
  82.  
  83.     1.  状態を見たいデスクトップ・プリンタのアイコンをダブルクリックします。
  84.  
  85. □   プリント中、またはプリント待ち状態の書類をリスト表示したウインドウが表示されます。
  86.  
  87.  プリントに問題が発生した場合、プリントの状態を示すメッセージを記録しておくと役立ちます。複数のプリント書類がプリント待ち状態の場合、プリント待ち書類のリストが下の枠内に表示され、“プリント時刻”でソート(分類)した場合には、プリントされる順に従って並びます。
  88.  
  89.     2.      何をするかを選択します。
  90.  
  91. □   プリントをキャンセルするためには、キャンセルしたい書類のアイコンをクリックして選択し、“削除”ボタンをクリックします。
  92.  
  93.  現在リスト表示されているプリント書類のみクリックして選択することができます。(“Shift”キーを押したままクリックすると、複数の書類を同時に選択できます。)また、プリント書類のアイコンを“ゴミ箱”にドラッグしてもキャンセルすることができます。ただし、この操作は、プリント、およびスプールファイルとして参照されるのをキャンセルするだけで、書類そのものを削除するわけではありません。
  94.  
  95. □   プリントを保留するためには、保留したい書類のアイコンをクリックして選択し、“保留”ボタンをクリックします。
  96.  
  97.  保留中の書類を再度クリックして、“再実行…”ボタンがクリックされるまで保留されます。または、書類が現在プリント中の場合(デスクトップ・プリントをダブルクリックして開いたときに表示されるウインドウの中部枠に表示されている場合)は、書類アイコンをプリント待ち書類リストの枠(ウインドウの下部)にドラッグします。
  98.  
  99. □   至急にプリントするためには、対象となる書類を選択し、“プリンタ”メニューの“プリント時刻の指定…”を選択します。開いたダイアログの中から“至急”をクリックします。
  100.  
  101. □   指定した時間にプリントさせるためには、対象となる書類を選択し、“プリンタ”メニューの“プリント時刻の指定…”を選択します。開いたダイアログの中から“時刻指定”をクリックし、プリントさせたい時刻を設定します。
  102.  
  103. □   プリント待ち書類のプリント順序を変更するためには、リスト中の書類を上のものを下に、または下のものを上にドラッグして順序を変更します。
  104.  
  105. □   プリント待ちの書類リストをソートするためには、ソートしたい項目のタイトルをクリックします。
  106.  
  107.  例えば、書類の名前でソートする場合、“書類名”をクリックします。(または、“表示”メニューの“書類名”を選択しても書類の名前でソートできます。)現在ソートされている項目のタイトル名は、イタリックで表示されています。)項目のソートを変更しても、プリント順序が変わるわけではありません。プリントされる順番を見るためには、“プリント時刻”をクリックします。
  108.  
  109. □   現在開いているデスクトップ・プリンタの使用を一時的に停止するためには、“プリンタ”メニューの“プリントキューの停止”を選択します。
  110.  
  111.  プリンタの使用を再開するためには、“プリンタ”メニューから“プリントキューの開始”を選択します。デスクトップ・プリントモニタウインドウを開いている場合には、保留されているプリント書類をリストの中から選択し、Option キーを押したまま“再実行”ボタンをクリックすると、書類の第 1 ページからプリントを開始します。保留されていない書類は、“プリントキューの開始”を選択した時点でプリントが開始されます。
  112.  
  113.  ショートカット:プリントキューの開始および停止の“プリンタ”メニューは、デスクトップ上のプリンタを開いてウインドウを表示しなくても、プリンタのアイコンを選択するとメニューバーに表示することができます。
  114.  
  115. □   プリント書類を同じタイプの別のプリンタでプリントするためには、(例えば、LaserWriter Select 610 から LaserWriter 16/600 PS-J へ)プリント書類を移行させたいプリンタのアイコンの上にドラッグします。 
  116.  
  117.  プリント書類の移動は、PostScript プリンタから別の PostScript プリンタにのみ移動することができます。プリントソフトウェアは、LaserWriter プリンタから StyleWriter プリンタのように互換性のないプリンタへの移行はサポートしていません。
  118.  
  119.  
  120. 手差しプリントの報告を表示する/しないの切り替え
  121.  
  122.  手差しプリントの報告方法は、“プリントモニタ”で指定している内容と同じ方法が“デスクトップ・プリントモニタ”で指定されます。例えば、“プリントモニタ”で手差しプリントの報告を表示しないように指定している場合には、“デスクトップ・プリントモニタ”でも手差しプリントの報告は表示されません。
  123.  
  124. デスクトップ・プリントモニタの手差しプリントの報告方法を変更する場合、下記の操作を行ってください:
  125.  
  126. 1.  “アップルメニュー”の“コントロールパネル”のサブメニューから“機能拡張マネージャ”を選択するか、または“コントロールパネル”フォルダの中の“機能拡張マネージャ”をダブルクリックして“機能拡張マネージャ”コントロールパネルを開きます。
  127.  
  128. 2.  機能拡張リストの中から“デスクトップ・プリントモニタ”、“デスクトップ・プリンタ機能拡張”、“デスクトップ・プリンタ・スプーラ”をクリックしてチェックマークを外します。
  129.  
  130. 3.  “機能拡張マネージャ”コントロールパネルのクローズボックスをクリックして、“機能拡張マネージャ”コントロールパネルを閉じます。
  131.  
  132. 4.  “特別”メニューから“再起動”を選択し、コンピュータを再起動します。
  133.  
  134. 5. システムフォルダの中の“機能拡張”フォルダを開き、“プリントモニタ”アプリケーションをダブルクリックします。
  135.  
  136. 6.  “ファイル”メニューから“初期設定…”を選択します。
  137.  
  138. 7.  “手差しプリントの報告:”選択肢から指定したい方法を選択し、“OK”をクリックします。
  139.  
  140. “手差しプリントの報告:”の項には、以下の選択肢が表示されます。
  141. □   表示なし
  142. □   メニューバーにアイコンで表示
  143. □   メッセージも表示
  144.  
  145. 8. “プリントモニタ”を閉じます。
  146.  
  147. 9. “アップルメニュー”の“コントロールパネル”のサブメニューから“機能拡張マネージャ”を選択し、機能拡張リストの中から“デスクトップ・プリントモニタ”、“デスクトップ・プリンタ機能拡張”、“デスクトップ・プリンタ・スプーラ”をクリックしてチェックマークを付けます。
  148.  
  149. 10.  “機能拡張マネージャ”コントロールパネルのクローズボックスをクリックして閉じ、“特別”メニューから“再起動”を選択してコンピュータを再起動します。
  150.  
  151.  
  152. デスクトップ・プリント機能の使用停止、またはデスクトップ・プリントソフトウェアの削除
  153.  
  154. デスクトップ・プリンタアイコンの削除
  155.  
  156.  個々のデスクトップ・プリンタアイコンは、“ゴミ箱”にドラッグすると、削除することができます。デスクトップ・プリンタが 1 つしかない場合には、“ゴミ箱”にドラッグしてもアイコンが再度表示され、取り除くことはできません。そのデスクトップ・プリンタを取り除くためには、他のデスクトップ・プリンタを省略時デスクトップ・プリンタとして作成し、そのあとで削除したいデスクトップ・プリンタを“ゴミ箱”へドラッグします。デスクトップ・プリントしたくない場合には、“デスクトップ・プリントモニタ機能の使用停止”、または“デスクトップ・プリントソフトウェアの削除”の項を参照してください。
  157.  
  158. デスクトップ・プリントモニタ機能の使用停止
  159.  
  160.  デスクトップ・プリントしたくない場合には、“機能拡張マネージャ”コントロールパネルを使用してデスクトップ・プリントモニタ機能を停止することができます。
  161.  
  162. デスクトップ・プリントモニタ機能を停止するためには、下記の操作を行ってください:
  163.  
  164. 1.  “アップルメニュー”の“コントロールパネル”のサブメニューから“機能拡張マネージャ”を選択するか、または“コントロールパネル”フォルダの中の“機能拡張マネージャ”をダブルクリックして“機能拡張マネージャ”コントロールパネルを開きます。
  165.  
  166. 2.  機能拡張リストの中から“デスクトップ・プリントモニタ”、“デスクトップ・プリンタ機能拡張”、“デスクトップ・プリンタ・スプーラ”をクリックしてチェックマークを外します。
  167.  
  168. 3.  “機能拡張マネージャ”コントロールパネルのクローズボックスをクリックして閉じます。
  169.  
  170. 4.  “特別”メニューから“再起動”を選択し、コンピュータを再起動します。
  171.  
  172. デスクトップ・プリントソフトウェアの削除
  173.  
  174.  デスクトップ・プリントは、プリントモニタおよびデスクトップ・プリントモニタソフトウェアを使用します。デスクトップ・プリントモニタを使用するためには、プリントモニタで必要なメモリサイズより、200 〜 400K バイト以上のシステムメモリの空きが必要です。デスクトップ・プリントソフトウェアが必要ない場合には、削除してください。
  175.  
  176. デスクトップ・プリントソフトウェアを削除するためには、下記の操作を行ってください:
  177.  
  178. 1.  “アップルメニュー”の“コントロールパネル”のサブメニューから“機能拡張マネージャ”を選択するか、または“コントロールパネル”フォルダの中の“機能拡張マネージャ”をダブルクリックして“機能拡張マネージャ”コントロールパネルを開きます。
  179.  
  180. 2.  機能拡張リストの中から“デスクトップ・プリントモニタ”、“デスクトップ・プリンタ機能拡張”、“デスクトップ・プリンタ・スプーラ”をクリックしてチェックマークを外します。
  181.  
  182. 3.  “機能拡張マネージャ”コントロールパネルのクローズボックスをクリックして閉じます。
  183.  
  184. 4.  “特別”メニューから“再起動”を選択し、コンピュータを再起動します。
  185.  
  186. 5. システムフォルダの中の“機能拡張(使用停止)”フォルダを開きます。
  187.  
  188. 6.     下記の機能拡張ファイルを“機能拡張(使用停止)”フォルダから“ゴミ箱”へドラッグします。
  189.  
  190.        デスクトップ・プリントモニタ J1-1.0.3
  191.        デスクトップ・プリンタ・スプーラ J1-1.0.3
  192.        デスクトップ・プリンタ機能拡張 J1-1.0.3
  193.  
  194. 7.  “特別”メニューから“再起動”を選択し、コンピュータを再起動します。
  195.  
  196.  
  197. デスクトップ・プリンタで“保存”や“開く”を使用する
  198.  
  199.  アプリケーションから“保存”や“開く”を実行すると、デスクトップ・プリンタがフォルダのように表示されることがあります。しかしこれはフォルダではありませんので、その中に書類を保存したり開いたりしないでください。そのようなことをした場合、その書類は利用できなくなります。
  200.  
  201.  
  202. 4つ以上のデスクトップ・プリンタを利用する
  203.  
  204.  4 つ以上のデスクトップ・プリンタを利用しているときは、デスクトップ・プリントモニタに割り当てたメモリを増やしてください。プリンタ1つにつき、12K くらい増やします。増やすには、システムフォルダの中の機能拡張フォルダの中にある“デスクトップ・プリントモニタ”を選び、ファイルメニューから“情報を見る”を選びます。そしてメモリ必要条件の使用サイズの枠に、適当な数値をタイプ入力します。そして情報ウインドウのクローズボックスをクリックして閉じます。
  205.  
  206.  
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  208.  
  209. 1996 年 1 月 20 日作成
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